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山口の鍵屋さん

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鍵屋さんに疑われた

2020年4月18日

鍵屋さんに疑われた

遠距離の彼氏に大学の夏休みに会いに行った時のことです。
3か月間の休みを利用して、期間限定で同棲していました。彼氏はとてもずぼらで部屋もぐちゃぐちゃ。整理整頓が苦手でよく物を無くしていました。久しぶりに再会してすぐ言われたのが、「鍵無くしちゃったから明日作って置いて。」でした。たいした金目のものを部屋に置いていなかったからか、鍵を無くしてからしばらく外出時は鍵をかけないまま出かけていたそうです。彼が仕事に行っている間、私が1人で部屋にいることになるので鍵を作るように言ったようですが、心配するなら私が来る前に作っておけよ!と怒りを感じました。

そんなわけで、慣れない土地の電話帳やネットで調べながら近くにある業者さんを見つけ、鍵を作りにきてもらいました。ところが、この来てくれた業者さんに思わぬ反応をされたのです。

業者さんは手早く型をとって新しい鍵を作ってくれました。業者さんが言うには、鍵穴に滑りを良くするスプレーを塗ったほうが良いというので、私は言われるがまま「お願いします。」と返事をしました。すると、業者さんはなんとも言いづらそうに、決まりが悪そうに、「ただ、このスプレー、使うとちょっと穴が白っぽくなっちゃって、わかっちゃうんですよね。」と言いました。私は何も問題無いのでお願いしますと言っているのに、業者さんは再度繰り返し同じように、「跡少し残っちゃいますよ?大丈夫ですか?」と念を押して聞くのです。そこでやっとわかりました。彼は私が勝手に無断で彼氏の部屋の合鍵を作ろうとしていると思っていたのです。気遣いはありがたいのですが、余計な気遣いだったなぁと今では思います。

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