鍵っ子にさせないように考えた工夫が裏目に
共働きとネット通販が増え、日中留守な家が多いこともあってか、住んでいたマンションのエントランスについに宅配ボックスが設置されました。小さいボックスと大きなボックスが10個ほどあるもので、部屋番号と暗証番号を入れると扉が開くというものでした。タッチパネルだし新しいしで、小学2年生の子供は興味津々。しかし、我が家は共働きではないため、荷物が受け取れないことが少なく、宅配ボックスを使う日はなかなか到来しませんでした。そんなある日、ちょうど子供の下校時間にかかりそうな用事が入りました。まだ低学年ということもあって、家の鍵を持たせたことがなく、普段なら子供の帰宅時間には必ず家にいて迎えるようにしていたのですが、いい機会なので鍵を使って自分で自宅に入る練習をさせてみることにしました。方法としては、“宅配ボックスに自分が「配送者」として家の鍵を預け入れ、帰宅した子供が宅配ボックスから取り出すことで、子供に鍵を持たせることなく鍵の受け渡しをする”というもの。こちらも宅配ボックスを使うのがはじめてだったので、初回はドキドキしましたが、それがうまくいったので、親子で楽しめてよかったねと話しをして盛り上がりました。そんなある日、違う部屋番号を押して鍵を預けてしまうという事件が発生してしまいました。慣れとは怖いもので、その受け渡し方法を何度も繰り返すうちに緊張感が薄れてしまったのでしょう。当然暗証番号はその部屋の人しかわからないので、自分の家の鍵を取り出すことができなくなってしまいました。ものすごく慌てましたが、たまたま隣の部屋の人が知り合いだったので、笑いながらも快く開錠してくれてことなきをえました。やはり鍵は身につけておくべきで、安易にポストに入れてはいけないこと、宅配ボックスは用法を守り正しく使うことが大事だなと、改めて思いました。
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