勝手に合鍵をつくる義母
10年前に結婚して新居を建てたときのことです。 夫は余って使っていない土地があるからその場所に家を建てようと提案してくれ、私も田舎すぎて不満はあるものの広い土地だし予算も浮くので了承しました。 義両親の自宅は車で30分ほどの距離ですが、新居から徒歩圏内にも所有の土地があり趣味程度の畑をやっていました。 そのため新居の建設が始まると毎日のように畑ついでに見に来ては職人さんと勝手に話したりお茶やお菓子の差し入れをしていました。 不快でしたが家が建ってしまえばそんなことも出来なくなると思い、私が妊娠中だったこともありあまり気にしないようにしていました。 そして新居が完成し夫と2人で住み始めました。 私たちは共働きだったため昼間は留守なのですが、帰宅すると夏場でもなんだか風通しが良かったり埃などが溜まりにくかったり不思議な感覚を感じていました。 そして臨月に入り私は2ヶ月ほど実家へ里帰りし、出産や新生児育児を終えて新居へ戻ってきました。 一年間は育休のため毎日赤ちゃんとのんびり自宅で過ごす毎日です。 するとある日リビングでいつも通り2人で昼寝をしていて、目を開けるとなんと義母が立っているではありませんか! 鍵を開けっぱなしにしていたのかと思いましたが、聞くと合鍵を持っていて今までも掃除や換気を定期的にしていたと言うのです。 悪ぶれる様子もなく合鍵でこの家に入れて当たり前のような顔をする義母が気持ち悪くて仕方ありません。 しかも合鍵は夫にも内緒で建設中に業者に依頼し作ってもらったそうです。 夫に相談して嫌がる義母をなんとか説得して5年もかかり合鍵を返してもらいました。 建設業者にも鍵の本数などは世帯主にきちんと確認をとるよう指摘し、非常識な義母とは今は疎遠です。 合鍵を勝手につくられるなんて発想がなかったため、ホラーなみに怖い体験でした。 今でもトラウマがあり、帰宅前と帰宅後で部屋に違和感がないか神経質になってしまいます。
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